姿勢に柔軟性を持つ
瞑想の目的は
「正しい姿勢を維持すること」
ではなく、
「リラックスしながらも覚醒を保つこと」
そのため、
姿勢は固定しなくてよい。
例えば、
- 座る
- 立つ
- 歩く
- 横になる
どれでもよい。
大切なのは、その人の耐性の窓を支えられるかどうかです。
たとえば、横になった姿勢は、
一部の人には役立ちます。
しかし、別の人には
- 眠くなる
- 解離しやすくなる
- 注意がぼやける
場合もあります。
そのため、
状況に応じて選択することが大切だとしています
また、横になって瞑想する人に対して、
腕を少し上げておくなど、眠り込みにくくする工夫も紹介されています。
身体的境界線を尊重する
トラウマセンシティブな実践では、
身体的境界線(physical boundaries)の尊重が不可欠だと言います。
例えば、
- 触れる前に「許可を取る」
- 距離感を尊重する
- 個人空間を侵害しない
などです。
これは一般的なマナー以上に重要です。
なぜなら、
多くのトラウマサバイバーは、
過去に境界線を侵害された経験を持っているからです。
特に、
対人トラウマを持つ人では、
身体への接近や接触が強いストレスになることがあります。
善意であっても勝手に触れないことを強調しています。
例えば、
参加者が泣いているとき、
つい肩や背中に手を置きたくなることがあります。
しかし、
トラウマサバイバーの中には、
その接触自体が脅威や侵害として感じられる人もいます。
そこで著者は、
触れる前に必ず許可を取ることを勧めています。
例えば、
「肩に手を置いてもいいですか?」
と尋ねる。
これによって、相手の選択権と境界線を尊重できます。
権力差への配慮
著者はさらに、
指導者や支援者は
無意識のうちに権力を持っていることを自覚する必要があると言います。
例えば、
- セラピスト
- 瞑想教師
- 医療従事者
など。
参加者は
「断りづらい」
と感じることがあります。
そのため、
単に許可を求めるだけでなく、
本当に断ってよい雰囲気を作ることが大切だと述べています。
安全な場づくり
選択権・同意・境界線の尊重
が欠かせないと述べています。
安全は「姿勢の正しさ」から生まれるのではなく、
自分で選べることと境界線が尊重されることから生まれる。回復とは、「こうしなければならない」から離れ、
「私は選んでいい」を取り戻すこと。
参考図書:Trauma-Sensitive Mindfulness: Practices for Safe and Transformative Healing (English Edition) David A. Treleaven (著)
日本語訳もでています>>トラウマセンシティブ・マインドフルネスー安全で変容的な癒しのために デイビッド・A・トレリーヴェン (著)
