「腹側迷走神経が不在」だと何が起きるか?

身体

Outsideには 腹側迷走神経(安全な社会的関与)でつながる
Bordersは、腹側迷走神経+交感神経のブレーキ(交感オン+制御あり)
Insideで起きること:背側迷走/交感神経の原初反応
(進化的に古く、意識・判断・学習より先に作動する自動的な生存反応)

ベース記事:Outside(外界:視覚・音・空間)Borders(境界:皮膚・圧・重さ・姿勢)Inside(内側感覚:呼吸・心拍・内臓感覚)

背側迷走/交感神経の「原初反応」とは?

進化的に古く、
意識・判断・学習より先に作動する
自動的な生存反応

原初=primitive

  • 人類以前から存在
  • 哺乳類より前の段階でも使われていた
  • 考えない/選ばない/止められない

意思決定の外側で起きる反応

② 背側迷走の原初反応とは?

逃げることも闘うことも不可能なとき、
生命を守るために“機能を落とす”反応

何が起きるか(生理)

  • 心拍・呼吸の低下
  • 血圧低下
  • 筋緊張の低下
  • 消化・免疫の抑制

主な表れ

  • 凍りつき
  • シャットダウン
  • 無感覚
  • 解離
  • 体が重い/動かない

進化的意味

  • 捕食者に見つからない
  • 苦痛を減らす
  • エネルギーを保存する

「諦め」ではなく生存戦略

③ 交感神経の原初反応とは?

危険を察知した瞬間に、
行動のためのエネルギーを一気に動員する反応

何が起きるか(生理)

  • 心拍・呼吸の上昇
  • 筋緊張の増加
  • 血糖値上昇
  • 視野の狭窄

主な表れ

  • 闘争(怒り・攻撃)
  • 逃走(回避・多動)
  • 過集中
  • 焦燥・パニック

進化的意味

  • 逃げる
  • 闘う
  • 生き延びるために即応する

原初反応の特徴

  • 速い
  • 強い
  • 一方通行になりやすい
  • 途中停止・微調整ができない

だからこそ
腹側迷走(社会的関与)が必要

腹側迷走がないと何が起きるか?

危険感知

交感 原初反応
 or
背側 原初反応

止まれない/戻れない

これが

  • パニック
  • フリーズ
  • 反省、学習できない(繰り返す)
  • 成熟できない

の神経学的理由。

原初反応と「性格・意思」の違い

原初反応性格・意思
自動選択的
数秒で起動思考後
止められない修正可能
生理反射学習行動

背側迷走/交感の原初反応とは、
命を守るために、
意思より先に起動する
最古の自律神経プログラム