このサイトで使われている Outside、Borders、Inside( 略してOBI )という3つのイマココ感覚をあらわすキーワードについては、書籍:Christine Caldwell『Bodyfulness』: Somatic Practices for Presence, Empowerment, and Waking Up in This Lifeに出てくるワードで、その3つのキーワードをSHAlica独自に考察している内容となります。
ベース記事:
Outside(外界:視覚・音・空間)
Borders(境界:皮膚・圧・重さ・姿勢)
Inside(内側感覚:呼吸・心拍・内臓感覚)
神経系と照らし合わせると
キーワード
Outside(外)には、 腹側迷走(安全な社会的関与)でつながり、
Borders(境界)では、 腹側迷走+交感神経のブレーキの調整がおきて
Inside(内)では、 背側迷走/交感神経の原初反応がある。
腹側迷走神経 が働いている
(安全・つながり・調整)
Outside(外) ⇄ Borders(境界線) ⇄ Inside(内) が自由に行き来できる
Outside(外界:視覚・音・空間)
Borders(境界:皮膚・圧・重さ・姿勢)
Inside(内側感覚:呼吸・心拍・内臓感覚)
交感神経 が優位
(警戒・興奮・緊張)
Outside(外)から
Inside(内)に刺激が入りすぎて、
Borders(境界)が細く・硬くなる
背側迷走神経 が優位
(凍りつき、不動)
Outside(外)が遮断され、
Inside(内) に沈み、
Borders(境界)が消える/戻れない
それでいう「トラウマ 」とは?
Inside(内)に閉じ込められ、
Borders(境界)が機能せず、
Outside(外・現在地点)に戻れない状態のこと
問題は Insideが深いことではない
Bordersが機能していないこと
トラウマの回復の順序
① Outside(外)を安全にする
(空間・人・刺激)
② Borders(境界)を再建する
(距離・選択・止まれる・戻れる感覚)
③ Inside(内)が自然に動き出す
(感情・身体感覚)
Borders とは?
inside(内) と Outside(外) の間にある
出入り口・減速帯・戻り道
= 調整機能「戻れる力」
“いまの状態を自分で微調整して、
次の選択をできるところまで戻すためのハンドル”
Borders(境界)の3機能
① フィルター
- Outsideからの刺激を弱める(調整、加減)
② ブレーキ
- 途中で止まれる
- 一歩でやめられる
③ リターン
- 元の場所に戻れる
- 関係・身体・空間に帰れる
Bordersなし :刺激が直撃
Borders薄い :少し動くが戻れない=沈みっぱなし
Borders機能中:一歩→ブレーキ→リターン(大丈夫)
Bordersは「壁」ではなく
- フィルター
- 緩衝帯
- 可動式の境界
役割は
- 入ってくる刺激を弱める
- 出す反応を選べる
- 途中で「引き返せる・戻れる・行き過ぎない」
これを可能にしているのが
腹側迷走神経+交感ブレーキありのBorders
交感のブレーキ「あり」
= 交感神経もONだが、腹側迷走が稼働(制御あり)
= Bordersが機能
= 行っても戻れる
交感のブレーキ「なし」
= 腹側迷走不在
= Borders消失
= 行くと片道(自力で腹側迷走に戻れない状態)
③ Borders:境界が「消える」とは?
Borders(境界線)が機能しておらず、
刺激や内的反応が
直接・無制限に流れ込む状態
神経的に起きていること
- 腹側迷走がオフライン
- 交感神経 or 背側迷走神経が優位主導
- 調整レイヤー(Borders)が不在
結果
- Outside(外) → Inside(内) に刺激が直撃
- Inside(内) → 即反射的行動:キレる、叫ぶ、興奮して泣くなどの感情解放
体感サイン
- 止められない
- 引き返せない
- 「考える前に出た/固まった」
- 後から後悔 or どっと疲れる
④ Borders:境界が「戻れない」とは?
- 何かで状態が落ちた(背側迷走神経に寄った/交感神経で上がりすぎた)
- 腹側迷走神経(つながり・安心・選べる感じ)のほうに自力で戻れない
何が欠けているか
- 安全な戻り先の記憶
- 戻った経験とその履歴
- 共同調整の痕跡
そのため👇
- 交感神経が上がりっぱなし
- 背側迷走神経に落ちっぱなし
- 「戻る」という選択肢が消えている=戻れない
体感サイン:これが「戻れない」状態
- 休んでも回復しない
- 人に会うと悪化する
- 何をしても「ここじゃない」
- 安定、心地よい状態への戻り方が分からない



