右脳回帰的な身体サインとして
「シュワシュワ」
という体感について言及されることがあります。
- 微細な振動感
- 粒子感
- 泡立つような感覚
- 電気っぽい流れ
- 身体や感情が“溶ける”感じ
これを自律神経的な観点からみてみると
フリーズ解除時の「放電・再循環」
神経系に“溜まりっぱなし”になっていた防御エネルギーが、
少しずつ身体を通って抜けていくこと
例えば動物は危険から逃げ切ったあと、
- ブルブル震える
- 深呼吸する
- 身体を振る
- 伸びをする
- ため息をつく
「戦う/逃げるために動員された神経エネルギーを完了させている」
人間は、
- 我慢
- 社会性
- 思考
- 凍りつき
- 感情抑制
で、このプロセスを途中で止めやすい。
すると、本来なら流れて終わるはずだった防御反応が、
神経系に“未完了”として残る。これが、
- 慢性緊張
- フリーズ
- 過覚醒
- 不安
- 身体症状
- 解離
- 常時警戒
みたいな形で残ることがある
慢性的に緊張していた
神経系がゆるむ放電反応
- あくび
- 涙
- お腹が鳴る
- 震え
- ピクピク
- 熱感
- 寒気
- ため息
- シュワシュワ感
- 波打つ感じ
- 勝手な身体運動
- 深い眠気
- 呼吸が深くなる
- 胃腸が動く
- 手足の血流感
みたいな感覚が出ることがあり、
これは「自律神経の切り替わり時」によくある。
特に、
- 交感神経で固まっていたもの
- 背側迷走で凍っていたもの
が少し動き始めると、
末梢感覚が戻ってきた
「放電 discharge」っぽい現象がある
そのほか
- 神経系の回復過程
- 感覚の解凍
- 注意の変化
- フリーズ緩和
- 感覚再接続
- 境界変化
- 神経系の再調律
- 過覚醒
- 睡眠不足
- 解離
- 感覚過敏
- 不安亢進
でも起きえる。
まとめ:タイトレーション(少量ずつ)
凍って止まっていた流れが、
安全の中で少しずつ再開する
- 少し感じる
- 戻る
- 安全確認
- また少し
- また戻る
を無理なく繰り返す。逆に、
「放電しなきゃ!」
「全部出し切れば治る!」
みたいになると神経系が耐えられず、
- 再トラウマ化
- 解離悪化
- 過覚醒
- 不眠
- 妄想化
- 感情洪水
になることもある。だから
- 安全
- リソース
- 戻れる
- 行き来できる
がポイント。
補足:
「放電:ほどける」
「感覚過敏:備える」の違い
どちらも、
- ビリビリ
- シュワシュワ
- 感覚が強い
- 繊細さ、敏感さ
- 身体感覚が増える
みたいに見えることがある。でも、神経系の“方向性”が違う。
① 放電(discharge)
凍っていた防御反応が、
安全の中で“流れ直している”状態。
神経系が“安全の中でほどけ始めている”
(神経系が「もう戦わなくていいかも」に向かっている。)
神経系が「回復方向」に向かっている。
感覚は強くても「どこかで安全」が残っている。
特徴としては、
- 波のあとに楽になる
- 呼吸が深くなる
- 身体がゆるむ
- 眠くなる
- あくび・ため息
- 胃腸が動く
- “終わった感”がある。
② 感覚過敏(hypervigilance / hyperarousal)
神経系が危険探知モードのまま
「 開きっぱなしの状態 」
「感じる」ではなく“警戒している”
“警戒のために感覚を生存モードで緊急稼働している“
特徴としては、
- 光や音が刺さる、気になる、怖い
- 人の気配で消耗
- 緊張が抜けない
- 寝ても休まらない
- 思考が止まらない
- 交感神経ON
- 常時警戒スキャン
- 安全感が薄い
など。
感覚が増えていても、
神経系は「閉じられない=休まらない」
大きな違い
放電:「通って、終わる」
Borders に支えられながら、
Inside が流れ直している。
だから、
- 行って
- 戻れる
がある。
- 波が来て抜ける
- 震えたあと楽
- 泣いたあと静か
- 呼吸が戻る
- 眠くなる
- 身体が重力に落ちる
- “ほどける”
感覚過敏:「止まれず、警戒が続く」
Borders が薄いまま、
Outside 情報が大量流入している。
だから、
- 境界が開きっぱなし
- スキャン停止できない
- 自分に戻りにくい
感覚過敏っぽい感覚
- 開きっぱなし
- 刺激が刺さる
- 緊張が続く
- 身体が浮く
- 休まらない
- 外界に引っ張られる
- “閉じられない”
実は「放電の途中」に
感覚過敏が混ざることもある
慢性フリーズの人が緩むとき
- 安心のシュワシュワ
+ - 危険感のビリビリ
が同時に来ることがある。だから
“かんじる量を増やす”ではなく
タイトレーション
- 行き来/戻れる・小分け(意識的に終われるか)
- 安全感があるか
- 日常維持(日常機能が破綻するほどやらない)
| 放電 “生命が再循環し始める感じ” | 感覚過敏 “神経系が世界を敵として スキャンしている敏感さ” |
|---|---|
| 流れて終わる | 開きっぱなし |
| 安全方向 | 警戒方向 |
| 緩む | 緊張する |
| 身体に戻る | 外界へ張り付く |
| 回復的 | 消耗的 |
| 波が完了する | スキャンが止まらない |


