「病は気から」の科学的根拠:精神神経免疫学(psychoneuroimmunology)

癒し

参考図書:The Myth of Normal: Trauma, Illness, and Healing in a Toxic Culture (English Edition)  Gabor Maté MD  (著)

「病は気から」の科学的根拠

現代医療は長く“心と身体を分けて扱ってきた”が、実際には感情や社会的要因が病気に大きく関わっていることが明らかになりつつある

予防・回復の新しい可能性

ハーバードの研究

心理的回復 → 身体への影響

卵巣がん患者で
PTSD症状が改善すると
がんリスクが下がる可能性

1939年に医学生に向けた講義の中で、
ソーマ・ワイス博士は次のように述べている。

「社会的・心理的要因はあらゆる病気に関与している。
しかも多くの場合、それは主要な影響要因である」


精神的要因は患者の治療において、
化学的・物理的な要因と同じように能動的な役割を持つと述べた。

彼はこれを心理学理論家としてではなく、
薬理学や病理学を扱う臨床医として語っている。

しかし問題がある
医学はまだこの視点を十分に取り入れていない

理由:mind-body(心身)を扱うことはキャリア的に不利だった

  • 評価されにくい
  • 研究されにくい
Gabor Maté MD が医療関係者に質問

過去5年間に、神経科医、心臓専門医、リウマチ科医、
消化器専門医、皮膚科医、免疫学者など、
何らかの専門医を受診したことがある人はどれくらいいますか、

→ 多くの人が手を挙げる

「その専門医たちは、
あなたの幼少期のストレスやトラウマ、
親との関係、現在の人間関係の質、
孤独やつながりの度合い、仕事への満足度、
上司や部下との関係、喜びや怒りの体験、
現在のストレス状況、
あるいは自分自身についてどう感じているか


――そういったことについて尋ねましたか?」

→ 手がほぼ下がる

医療は本質に触れていない

“最も重要な要因”を見ていない

→ 感情、関係性、ストレス

著者の結論

医療の問題「見えないものを無視すること」
でも実際はそこが一番影響している

感情と病気の関係を科学的に証明している

感情・神経・免疫のつながりを研究する
精神神経免疫学(psychoneuroimmunology)

① 医療は身体中心

② 感情・関係を見ない

③ 本質を見逃す

④ 新しい科学が出てくる

⑤ 心身一体が証明される

「一番大事な“内側”を見ないと、回復は不完全になる」