「過去の身体記憶に飲み込まれず、
現在の身体から“完了できなかった動き”を安全に完了させる」
そのために使われているコア操作が
oscillation(往復)+ slowing down(減速)
+ conscious completion(意識的完了)
titration(タイテレーション)とはもともと化学用語で
「少しずつ滴下して、反応を見ながら調整する」という意味。
セラピーの手法においては
神経系が処理できる“ごく少量”だけ、
刺激・感情・記憶に触れ、
処理しきる前に「必ず戻る(戻れる)」を繰り返すこと
pendulationとの関係
titration(タイテレーション)は単体では成立しない。
- titration(タイテレーション):触れる量の調整
- pendulation(ペンドゥレーション):外 ↔ 内 を行き来する動き
Bodyfulnessではこの2つはセット。
少し触れる → 必ず戻る → 触れる → 戻る
少量とは?
- 「兆し」に触れる
- 「入口」を見る
- 「表面」にかすっと当たる
- 強度 2〜3 / 最大10
- 「まだ余裕がある」
- 「ちょっと気になる」
- 「名前がつく前」
- 「かすかな……」
titration(タイテレーション)による具体的なプロセス
① Outsideを先に確保
- 床
- 椅子
- 重さ
- 空間
接触感覚(Borders:身体がここにある)を通して
支えがある状態「戻り先」を先にをつくる
② 内側の“兆し”に一瞬触れる
- 胸のきゅっとする感じ
- のどの違和感
- うっすら不安
- 言葉になる前の動き
3秒以内が目安
③ すぐBordersに戻り、
Outsideへの支持を回復する
- 足の裏(床との接触)
- 背中の接触(椅子・床との圧)
- 呼吸が勝手に続いている感じ
④ 何も起きなくてOK
- 解放なし
- 洞察なし
- 変化なし
titrationがうまくいっているサイン
- 呼吸が自然に続く
- 身体が「ふー」と緩む
- 思考がおだやかになる、出てこない
- 眠くなる/あくびが出る
- 次のOutsideがより感じやすくなる
神経系が処理できてきた
titrationが崩れている「触れすぎのサイン」
- 「もっと見なきゃ」と思う
- 物語を理解したくなる
- 急に分析が始まる
- 感情が一気に来る
- 頭がぼーっとする/飛ぶ
その瞬間にやることは
もう内側(Inside)を見ない
⑧ 探求・瞑想での最大の誤解
「ちゃんと見れば、いつか抜ける」
これはトラウマ神経系には逆効果なことが多い。
titration(タイテレーション)が伝えているのは真逆:
見ない勇気が、統合を進める
ベース記事:Inside・Borders・Outsideと神経系
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