トラウマがある状態は
- 見る
- 聞く
- 感じる
といった
いまこことの接続
(環境との接続) が弱くなっています。
回復すると起きること
神経系が回復してくると
自然に外に注意が向く
腹側迷走神経がONになっているサイン
例えば
- 周りを見る
- 人を見る
- 音を聞く
これは健康な神経系のサイン
なぜ、オリエンテーションが重要か。
トラウマ状態と探索状態は同時に存在できない
神経系は
- 探索している状態
- 好奇心がある状態
- 何かを探している状態
と
- トラウマ状態
を同時に保つことができません。
トラウマモード(防御)
探索モード(好奇心)
は 同時にONにならない
だから、外を見るだけで
トラウマ反応が弱まる
人との接触も回復の一部
回復してくると
人とつながりたくなる
(腹側迷走神経がONになる)
例
- 誰かを見る
- 話しかける
- 関係を持つ
これは
自然な回復反応
トラウマ状態にいないとき、
私たちは自然に
- 周囲の環境
- 他の人
とつながろうとします。歌の言葉を借りれば
「暗闇に立つには一人でいい
でも光の中に入るには二人必要だ」
回復には
他者との接続が関わる
- 外界とつながる
- 安全を感じる
- それに慣れる
回復とは
内側だけじゃなく外界に戻ること
オリエンテーション
(環境との接続)
がうまくいってるサイン
「世界とちゃんとつながってる感じ」
① 身体のサイン
= 外とつながれる姿勢
呼吸
- 自然
- 深すぎず浅すぎず
- 勝手に流れてる
目・視覚
- 視野が広い(周辺視野)
- フォーカスが柔らかい
- キョロキョロじゃない
頭・首
- 力みがない
- 動きがスムーズ
胸・体幹
- 少し開いてる
- つぶれてない
② 内側の感覚
- ほんのり安心
- 落ち着き
- 「ここにいる」感じ
強い安心じゃなくてOK
“うっすらOK”で十分
③ 外界との関係
= 世界が立体的になる
見える
- 色がわかる
- 形がわかる
聞こえる
- 音に気づく
- 距離感がある
空間
- 奥行きがある
- 自分と外の境界がある
④ 行動のサイン
= 探索モードON
- 少し好奇心がある
- なんとなく見てしまう
- 人に目がいく
⑤ 神経系でいうと
腹側迷走神経(ventral vagal)優位
つまり
- 安全
- 社会性
- 接続
| 状態 | 特徴 |
|---|---|
| トラウマモード | 視野狭い・固い・内側だけ :交感神経優位 |
| 解離 | 外が遠い・ぼんやり :背側迷走神経 |
| オリエンテーション (環境との接続) | 外と内が両方ある :腹側迷走神経 |
| 要素 | 状態 |
|---|---|
| Inside | 感じてる |
| Borders | 支えあり |
| Outside | 見えてる |
補足
tracking(トラッキング) = 観る(安全を保つ)
surrender(サレンダー) = 委ねる(流れを許す)
tracking中:ハンドル握ってる「あ、いまこれ起きてる」
surrender中:流れに乗ってる「起きてるものに乗ってる」
① tracking(トラッキング)
: 安全装置
前頭前野がONの状態
- 身体感覚を観察する
- 今ここを把握する
- 波を“追跡”する
体感
- 少し距離がある
- 落ち着いている
- 「感じてる」と分かる
② surrender(サレンダー)
: コントロールを手放す
- 抵抗しない
- 抑えない
- 流れに任せる
- 変容が起きるフェーズ
体感
- 深く入る
- 波に乗る
- 身体が動く
| 制御 vs 解放 | tracking | surrender |
|---|---|---|
| 役割 | 安全を保つ | 解放を起こす |
| 意識 | 観ている | 任せている |
| 距離 | 少しある | 近い |
| 神経 | 前頭前野 | 本能・身体 |
1️⃣ tracking(安全つくる)
↓
2️⃣ surrender(流れる)
↓
3️⃣ tracking(戻る)
❌ surrenderだけ:開きすぎ、オーバーウェルム
❌ trackingだけ:変わらない、頭だけ
行き来があることが正解
上手い人ほど
・ ちょっと入る
・ すぐ戻る
・ 物足りないくらい=余裕があるところでやめる
・ 深く行きすぎない
(自然とワークが「事故らない」状態)
深ければいいわけじゃない
正解は「変化が起きる最小の深さ」(=ミニマム有効量)
参考図書:Healing Trauma: A Pioneering Program for Restoring the Wisdom of Your Body (English Edition)


