| 十牛図 | 状態 | 愛着 |
|---|---|---|
| 1〜3 | 探求期 | 防衛強い |
| 4〜6 | 探求期/自我揺らぐ | 防衛有り |
| 7 | 空体験 | 防衛まだ残る |
| 8 | 空安定 | 防衛減っていく |
| 9 | 身体回帰 | 防衛ほぼ消える (腹側迷走神経に比例) |
| 10 | 統合 | 防衛出ない |
悟り = 完成、ゴール と思われていますが
でも神経系的には
悟り(第一次覚醒的なもの)
↓
身体回帰
↓
トラウマ統合
↓
統合の反映(神経系、関係性など)
という順番が多いです。
愛着防衛とは?
人との関係で傷つくことを避けるために働く
「対人防衛パターン」のこと。
多くは幼少期の愛着経験(親との関係)から形成されます。
人は本来、不安や恐れを感じると
「安心できる相手に近づく」
ことで落ち着こうとします。
これが 愛着システム です。
しかし
- 安心して頼れる相手がいなかった
- 応答が不安定だった
- 怒られたり拒否された
などがあると、
「近づくと危険かもしれない」
という学習が起きます。
そこで心は
関係から身を守るための防衛行動を作ります。
これが 愛着防衛です。
愛着防衛の代表パターン
① 回避型防衛
近づくと傷つく → 距離をとる
例
- 本音を言わない
- 人を頼らない
- 親密になると冷める
- 一人の方が楽
② 不安型防衛
見捨てられる不安 → 過剰に近づく
例
- 相手の反応に敏感
- 嫌われてないか確認
- 相手の機嫌を読む
- 依存と不安
③ 恐れ・回避型(混合)
近づきたいけど怖い → 近づく↔逃げる
例
- 好きなのに攻撃する
- 試す
- 挑発する
- 信じたいけど疑う
たとえば
- 挑発
- 皮肉
- 信じない態度
- 距離を取る
これはかなり典型的な
恐れ回避型の愛着防衛です。
たとえば、
子供は大人を試すようなコミュニケーションをしたりします。
愛着テスト(心理学ではプロテスト行動と言います。)
相手の愛情や信頼性を確かめようと、
わざと相手を困らせたり、問題行動を起こしたりする行為です
例
- 試す
- 挑発
- 困らせる
- 距離を取る
神経系ではこうです。
| 防衛 | 神経系 |
|---|---|
| 試す | 交感 |
| 挑発 | 交感 |
| 皮肉 | 交感+背側 |
| 信じない | 背側 |
| 距離をとる | 背側 |
目的は「この人は安全か?」の確認です。
コミュニケーションに「安全確認的なやりとり」がでる
つまり
愛着防衛がおきているとき
腹側迷走神経の安定が
「まだ弱い状態」
=身体回帰(統合)以前の神経系
十牛図に重ねるてみると、こうなります。

| 十牛図 | 状態 | 愛着 |
|---|---|---|
| 1〜3 | 探求期 | 防衛強い |
| 4〜6 | 自我揺らぐ | 防衛あり |
| 7 | 空体験 | 防衛まだ残る |
| 8 | 空安定 | 防衛減っていく |
| 9 | 身体回帰 | 防衛ほぼ消える |
| 10 | 統合 | 防衛出ない |
つまり
8図:空の悟り ≠ 愛着統合
(空の悟りだけでは、愛着防衛を含むトラウマ的癒しはおきない)
そこから
統合するとどうなるか
統合が進むと神経系も
腹側迷走神経
がベースになります。すると
相手や関係を試す必要がなくなります。
つまり
- 信頼
- 落ち着き
- 柔らかさ
- 安定
が自然になります。
十牛図の視点で言うと
8図でも愛着防衛は残る
9図:身体回帰
(腹側迷走神経優位)
ここで愛着を含めたトラウマ統合が起きる
10図:社会に戻る つまり 関係統合
大人、社会人として
「地に足のついた、安定したコミュニケーション」がおきてくる。
神経系統合の印 としてみることができます。
禅の10図は最後こうなります。
市井に入る
酒屋に行く
人を助ける
「普通の・成熟した・大人として生きる」が起きてくる。

| 十牛図 | 状態 | 愛着 |
|---|---|---|
| 1〜3 | 探求期 | 防衛強い |
| 4〜6 | 探求期/自我揺らぐ | 防衛有り |
| 7 | 空体験 | 防衛まだ残る |
| 8 | 空安定 | 防衛減っていく |
| 9 | 身体回帰 | 防衛ほぼ消える (腹側迷走神経に比例) |
| 10 | 統合 | 防衛出ない |


